Drawings and Illustrations

Here you can see all of my (Saikha4n) past and recent illustrations and drawings that are currently available. I have included the title of the work and a brief descriptive or supplementary text next to or below the work. Please note that these sentences may contain spoilers or official statements about the work, so if you want to interpret and enjoy the work in your own way, please be careful.

ここでは私 (Saikha4n) の過去のものから最近のものまで,イラスト・ドローイングの現在公開されているものの全てを見ることができます。作品の横または下には,作品タイトルと簡単な説明文・補足文を入れました。これらの文は作品のネタバレや公式見解を含むことがある為,自分なりに作品を解釈して楽しみたいという方はご注意ください。

History of the Technique

Saikha4nが絵を描き始めたのは小学生の頃のことです。小学二・三年生の頃には,星のカービィの自作漫画を紙に描いて遊んでいました。然しこの時点では気になっていなかったのですが,重要な問題がありました。それは元々自分は左利きだったのですが,家族が全員右利きである為に幼い頃に利き手矯正を受けました。これは比較的早い段階に行われた為,主として右手を用いる様にはなったものの,本来の利き手は左手であった為に,微細運動に於いて支障を来し,運動に因っては利き手が交差する (交差利き手) ,また運動に因っては何方の手を使っても上手くいかない,或いは何方の手を使っても上手くいく,という状況に陥っていました。この影響は文字を書くや絵を描くといった微細運動でも同様で,私は文字が何方の手でも上手く書けませんでしたし,線を引くのも何方の手でも上手くできませんでした。この為,この頃に描いていた星のカービィの自作漫画では,線が歪み歪な形のカービィが所々に見られました。三・四年生頃には,自然物や動物,特に樹木や鳥の絵を描くことに嵌っていました。この頃は,図書館で鳥の図鑑を借りてきて摸写を行ったり,近所の森や公園の樹木を描いており,この頃に漸く色のついた絵を描くようになりました。この頃には線が上手く描けない問題は或る程度解消してきており,アナログで絵を描く分には問題のない程度まで落ち着きました。中学ではアニメキャラの摸写や,そこから派生した自作キャラの絵を中心に描いており,この頃には相方«いろは»と共に,アナログのキャラ絵を中心に創作活動を行っていました。

デジタルに移行したのは比較的最近の話です。私はずっとデジタルで絵を描いてみたいと思っていましたが,ソフト等は高く当時は無料の物で機能が充実している物がなかった為,お金を貯めて2018年末にClipStudioPaintExを購入しました。この時,所謂ペンタブは購入することができなかったので,どう描くかを悩んだ末に,マウスで描いてみようということで,マウスで風景画を描き始めました。そのデジタル絵の第一作が正に『宵を待つ』です。これは完全にマウスで描かれたものであり,この頃マウスで如何に正確に線を引くかを考えた結果として,曲線ツールに辿り着きました。私は画面上でどのような線を描くかをイメージしながら,マウスでポイントを置き,曲線ツールを用いてその想像の形に最も近くなるように曲線を成形・連結を繰り返して,線を描画しました。これが正に現在の私のデジタル絵の原点です。そしてその後の作品『解釈、縹渺』では,波紋部分は曲線ツールや手書きよりも«より美しく»描画できるという理由で,関数に依って波紋部分を描画し,それをオリジナル素材として用いました。この自分でオリジナル素材を作成してその後の創作に用いるというのは,私がよく行うことであり,『さやか』の明るい星についても,この作品を描画する際に最初の描いた星を,«一等星»として素材化し,この作品の他の箇所やこの後の作品に於いても用いています。

ペンタブが導入されたのは2019年後半のことです。この時,誕生日だかのプレゼントとして,家族より買っていただき導入しました。導入したのは液晶に直接ペンで書ける,所謂«板タブ»や«液タブ»という種類のものです。これはパソコンに接続すると二つ目のモニターとして機能し,そこに直接ペンで操作を加えられます。導入後はそれはもう感激したものです。今までマウスでちまちまとやっていた線の描画が,一瞬にして終わるのです。然しここで過去の問題に再び阻まれることになりました。紙と液晶では滑り等が違う為,紙では克服できた線の描画が液タブでは克服できなかったのです。然し慣れる為の努力をしなかった訳ではありません。導入後からは基本的に曲線ツールを用いず,ペンツールに依って描画しました。この時期に描かれた物には『小宇宙の創生曲』等があります。結果として,この描画方法での最後の«作品»となってしまったのは『交差する、』ですが,この間やこの後にも様々な絵を描いて練習をしていました。然しこの問題ばかりは自身の努力でどうすることもできないものであり,結果的に断念する形となりました。この頃にネット上にて一緒に努力を積んでいた方が相次いで失踪し,一人取り残されたことも,このことの要因ではありました。

そして絵の活動を再開した2022年,私は創作人生で最も影響を受けたMatabeku師の画風に影響を受け,絵柄を大きく変えて,宗教的意味を込めた作品を多く投稿するようになりました。この頃には,活動の休止期間及び病気の為に正確に線を引くことがほぼ不可能になっており,描画の多くの箇所特に長い線には再び曲線ツールを用いるスタイルに変更しました。用いていたのは液タブですが,ここでClipStudioの曲線ツールを愛用していました。最早曲線ツールなしには正確な線の描画ができませんでした。これは逃げとも捉えられるかもしれませんが,最適化と捉える方が建設的です。実際それでできなくなった創作が行えているのですから,状況に合った最適化と捉えるのが最も自然です。そして2024年に久しぶりに描いた『星彩の息吹』から画風が変わっていますが,これはこの絵がエンナ・ソナフリャーカをエールフレットの画家が描いたものという設定で描かれた為に,それに相応しい絵柄を考えた末にこの画風に辿り着き,それ以降のイラストではこの画風を用いることが増えました。これには2024年の生成AIの対策の一環として,キャンバス面を質感合成しノイズと認識させるという私なりの対策手段から派生しており,その名残でこの画風の絵では全てキャンバス面の質感合成が施されています。然し現状のAIにはこの手段は通用しません。また,Matabeku師の影響を多分に受けた画風は気に入っており,廃棄されたものではなく,現在の画風は一時的なものであると理解されるべきです。というのも,最近描いている絵の殆どが,オリジナルキャラクターの立ち絵のような役割をしている為,デフォルメで描くのは相応しくないと判断しているからです。このように私の描画技法や画風は変化してきました。これらは当時の状況やその作品の背景が反映されたものとなっています。

Special Exhibition

小学生時代の動物画

前の節で解説した通り,小学生時代は自然物をアナログで描いていました。アナログの原画は殆どが失われている為,ここでは現存するSaikha4nの最古のアナログ絵を特別に展示しています。

液タブ導入以前のアナログ絵

前の節で解説した通り,液タブを導入した,詰まりデジタル絵に移行したのは比較的最近で,2019年頃の事です。これ以前はアナログで全てを描いていましたが,前述の通りアナログの原画は殆どが失われている為,ここでは現存するSaikha4nのアナログ絵を断片的に展示しています。

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