サーバーで寄せられた«空間の次元の数が現実の宇宙よりも多かったら/少なかったら»という考察への問答

そういえばこれ,思ったのですが,ビッグバン直後の宇宙は10次元とかの超高次元だったというのが最近の定説なんですよね。というのも素粒子物理学の統一理論を考える上では,超弦理論の為に10次元以上を考慮する必要があり,その際に出てくる宇宙の初期状態が超弦理論のような空間という説があるのです。
詰まり宇宙は誕生時には10次元以上の高次元空間で生まれ,冷却化していく過程で今のような3次元や4次元に落ち着いたと解釈されています。

恐らくですが,5次元で落ち着いた場合,重力の法則が \(F \propto 1/r^4\) になる為,全ての重力場で安定軌道が存在しなくなり,惑星や恒星等の天体はもちろんのこと,原子すらも電子の安定軌道がない為に,存在できなくなると考えられます。
このことから分かるように,上記の仮説で述べられる冷却の過程は,宇宙誕生後の超短時間である,1ヨクト秒くらいです。

詰まり結局のところ他の法則だった場合宇宙がどうなるかを考えるのは,この世界が現在まで存在し得る程安定した法則で成り立っていることの証明にしかならず,他の法則の宇宙を考えてもそれは既知の物理法則では存在し得ないものになってしまいます。
ただ最近の素粒子物理学の議論では,重力子の観測が行えないことの論理的帰結として,高次元が余剰次元としてこの宇宙に存在しており,詰まりプランク長単位で巻き込まれた幾つかの次元が存在して,光は余剰次元を伝わらないが重力子は余剰次元にも伝わる為に,観測可能な次元──3次元+時間──では微弱に見える,という話があります。
これはゲルガリア次元世界の論理基盤にもなってますね。
詰まりこの仮説では我々の宇宙は3+1次元に見える«だけ»で,本当はもっと高次元である,というものです。